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知って得する!断熱のこと 3.『ランニングコスト』

知って得する!断熱のこと 3.『ランニングコスト』

記事掲載日:

3.ランニングコスト

山根木材ホームがこだわった住宅を造っているのか。

それはそこに住まう皆様に健康な毎日を過ごしていただきたいからこそです。

エアコンの効率が悪く、外気の影響の受けやすい性能の低い家だと「ヒートショック現象」という健康被害が起こってしまいます。


「ヒートショック」現象とは?

急激な温度変化で体がダメージを受けることを言います。

冬場入浴やトイレの際に暖かいリビングから寒いお風呂場やトイレに移動することで血管が縮み血圧が上昇し、心臓に負担が掛かることを言います。


このヒートショック現象は冬場であればどこでも起こりうる現象なのですが、急な温度変化によって起こることを考えると寒い地域での事故のように感じてしまいますが、実はむしろ温暖な気候の地域で起こりがちな現象なのです。


更に、お風呂場でのヒートショック事故率を見ると、ここ福岡がワースト1.


というのも、北海道や東北地方などの寒い地域では家の断熱や気密などの考え方が九州よりもはるかに進んでおり寒さに対する危険視が十分なのに対し、福岡ここでは寒さに対する危険の認識が低く、ないがしろにされていたからです。

最近は「平均寿命」ではなく、健康寿命という言葉が使われ始めていることをご存知の方も多いと思います。


「健康寿命」とは?

健康上の問題が無い状態で、日常生活を送れる期間のことを言います。


この健康寿命を延ばし、いつまでも元気に健康で住み続けていただくことが、私たち山根木材ホームの願いであり、家造りをする上で一番に考えていることです。


その取り組みのひとつがこちら。


3.ランニングコスト

山根木材ホームでは、「高気密・高断熱」化を目指し、お施主様の健康寿命の増進を願って家造りを行っております。

家の性能を高くすることにより、健康面だけではなくそれに加えて、ランニングコストも見直すことが出来ました。


家の高気密・高断熱化を図るためには、断熱材だけではなく、窓ガラスも見直す必要があります。

実は窓ガラスという場所は一番外気の影響を受けやすい部分で、この窓を高性能化することが高気密・高断熱化につながります。


山根木材ホームでは、高性能ハイブリッド窓「サーモスX」を採用しております。



山根木材ホームが採用するサッシ アルミ・樹脂複合サッシ

通常、皆さんがイメージされる窓というと、どういったものでしょうか。

思いつくサッシが、アルミ製の枠の窓ガラスだとすると、それは一昔前のもので現在の戸建て住宅で使われることは少ない窓ガラスです。

というのも、アルミは耐久性は高いものの断熱性能は低いという欠点がありました。

その為、窓の結露やカビがひどく、家の断熱面からも健康面からも好ましくないと言った理由から次第に使うことは少なくなりました。


これに対して、窓枠の素材としては樹脂が使われることがあります。

この樹脂はとても断熱性能が高く、結露問題にはとてもうってつけな素材でした。

ですがこの樹脂、断熱性能が高い代わりに耐久性が低いという欠点があります。


断熱性能は上げたいが、これから40年・50年と暮らして頂きたい住宅なので耐久性もないがしろには出来ません。

そこで、屋外側にはアルミ、室内には樹脂の窓枠のアルミ・樹脂複合サッシを採用しました。

(2階につきましては、サーモスⅡ-Hを採用しております。)




~山根木材ホームが採用するサッシ Low-E・アルゴンガス~


LOW-Eとは?

ガラスの表面に施された銀の金属膜のことをいいます。Low Emissivity(ロー・エミシティビィー)の略で、「低放射」という意味です。


放射とは、

例えば炎天下で熱された石やコンクリートに手をかざすと熱を感じますが、モノが発する熱のことを「放射(=輻射)」と言います。

この放射された熱を窓の外で反射してシャットアウトする役目が、このLow-E金属膜です。


アルゴンガスとは?

窒素、酸素に続き、大気中に3番目に多く存在する天然の気体です。空気と比べて熱伝導率が約30%低い気体で、ペアガラスの空気層に注入されています。


窓ガラスというと、冬場に結露する場所というイメージを持たれる方はとても多いのではないでしょうか。

結露は冷たい空気と暖かい空気が触れあう場所に起こるのですが、窓ガラスに結露しているということは外気の影響をもろに受けていると言うことです。


山根木材ホーム・福岡支店では窓で結露することが無いようにペアガラスだけでなく、より外気の影響を受けないよう、LOW-Eガラス・アルゴンガス入りの窓ガラスを採用しました。



こういった見直しを行ったことにより、サッシだけでランニングコストの削減も可能となりました。

従来のサッシと比較して、年間約25,520円の削減です。



山根木材ホームで現在ご購入されるお施主様の平均年齢は34歳、山根木材ホームの家にそこらか50年間お住まい頂けたとすると、

25,520(円)×50(年)=1,276,000円

これだけの削減を可能にしました。



山根木材ホーム・福岡支店では健康面への願いをこめて高性能化を図っておりますが、こういったランニングコストもすることも無視することは出来ません。


山根木材ホームは、健康にも地球にも、財布にも優しい住宅を目指しています。